Signature Pavilion produced by KAWASE Naomi

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どうして私たちは、
わかりあえないと思ってしまうのだろう。
敵と味方に分かれてしまうのだろう。

このパビリオンは、「対話」を通じて、
世界の至るところにある「分断」を
明らかにし、
解決を試みる実験場です。
そのために、毎日異なるテーマを
世界に問いかけます。

対話は、私たちに気づかせてくれます。
人はもっとお互いを
理解することができる、ということを。
よりよい未来を、
一緒にうみだすことができることを。

このパビリオンが分断のない未来への
第一歩になりますように。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしています。

Content of Experience体験内容

毎日異なるテーマで、
その日、初めて出会う二人が対話する。
来場者全員でそれを目撃する。

スクリーン越しに、
初めて出会う二人の対話者

対話する二人のうち一人は、
スクリーンの向こう側。
もう一人は来場者の中から、
会場となる対話シアターの手前にある
ホワイエで選出されます。
二人の対話に脚本はなく、期間中1840回、
一度として同じ対話はありません。

スクリーンの向こう側にいる対話者は、
世界の何処かから参加します。
関西のときもあれば、
東京など日本の他の地域から、
開催回によっては海外から。
誰がスクリーンの中に現れるか、
その時になってみないとわかりません。

対話のテーマは、
毎日や人生の発見につながる
184種類の問いかけ

対話のテーマとなる「問いかけ」は、
毎日変化していきます。
同時にそれは、対話者の二人だけでなく、
それを目撃するすべての来場者にも
投げかけられます。
ひとつひとつの問いかけに対する
「正解」はありません。
きっと答えはひとりひとり違うはずです。
対話を目の当たりにすることで、
あなたは自分自身とも対話し、
当初の答えが変わっていくことも
あるでしょう。
この体験があなたにとっての、新しい世界の
はじまりになることを願っています。

  • 今日が人類最後の日だとしたら、
    あなたは誰と何を話しますか?
  • 最近、
    あなたは何色ですか?
  • ついていい嘘と
    ついてはいけない嘘の境目は
    どこにあると思いますか?
体験の流れ
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まず、イチョウの木を
目指しましょう
このパビリオンのシンボルツリーであるイチョウの木が、敷地の中央にあります。まずはここを目指してください。
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いのち輝く庭園が、
あなたの豊かな感性を呼び覚ます
イチョウの木の周りは、奈良や京都の里山の植生を再現した憩いの空間。様々な草木花にふれるうちに、いつしかあなたの心は忙しない日常を忘れ、対話に向けた準備が整うことでしょう。
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いろんな思い出がよみがえる
2つの廃校舎から生まれた建築
奈良と京都の廃校資材を譲り受けてつくられた建築、その手前に受付があります。たくさんの先生・生徒・保護者たちが過ごした時間が、キズや落書きとして残る建物の中を進んでください。
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ホワイエで、当日の対話者が決定
建物の中を進むと、開放的で温かみのある「ホワイエ」に到着します。ガイダンスに従って、受付で手渡された「対話カード」を確認してください。カードには、その日の問いかけと対話者の印が記されています。もしかしたら、あなたが対話者かもしれません。
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いよいよ、対話シアターへ
渡り廊下の向こうに対話シアターがあります。着席すると映画館のようにブザーが鳴り、ホワイエで選ばれた対話者が花道から入場します。スクリーンの中にもう一人の対話者が現れ、筋書きのない10分間の対話が繰り広げられます。二人の対話を、自分の考えと比較しながら、映画を観るように鑑賞します。
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河瀨直美と世界の監督が
撮り下ろしたエンディングムービー
対話が終わると、河瀨直美総監督のもと、世界の様々な地域で活躍する監督が制作したエンディングムービーが、ランダムに上映されます。目撃した対話の意味を自分の中で振り返りながら、シアターでの体験が終了します。
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目撃した対話の余韻は、
森の集会所で
対話シアターを出ると、目の前に森の集会所があります。ガラス張りの美しい空間で光に包まれながら、来場者同士で話したり、自分自身と対話したり、思い思いにお過ごしください。

Join対話者募集中

ただいまスクリーンの中から参加する
対話者の事前募集を行なっています。
応募・選考の末、選ばれた方は、
河瀨直美プロデューサーが
映画制作を通じて培った経験やメソッドを
直々にレクチャーする、
対話の質を高めるための
ワークショップに参加することができます。
ぜひご応募ください。

対話シアターイメージ画像

Special Talksスペシャル対談

プロデューサーの河瀨直美とゲストが
Dialogue Theaterでの「対話」で目指すことや、
そこにかける想いについて語り合っています。
ぜひご覧ください。

Map会場

推定樹齢100年を越える
大きなイチョウの木。
たくさんの思い出が
刻まれてきた木造の校舎。
どこか懐かしさを覚える空間が、
あなたの中に眠る豊かな感性を
呼び覚まします。
会場イメージ画像
  • 会場イメージ詳細画像1

    奈良と京都の2つの廃校を譲り受け、
    パビリオンに生まれ変わらせます。

  • 会場イメージ詳細画像2

    単にノスタルジーを味わうだけではなく
    建築に刻まれた多くの人の時間や記憶の気配を残した、
    新しい場所として繋いでいきます。

  • 会場イメージ詳細画像3

    敷地内のランドスケープは、
    いのちのあかしを象徴とするような
    豊かな生態系で構成された憩いの空間です。

旧折立中学校校舎のイメージ画像
旧折立中学校校舎
奈良県十津川村、2012年閉校。
1952年築の南棟はエントランス棟に、
1958年築の北棟は「森の集会所」に。
旧細見小学校中出分校のイメージ画像
旧細見小学校中出分校
京都府福知山市、2003年閉校。
1930年築、平屋建ての校舎はシアター棟に。

植生

奈良や京都に自生する植物、
廃校舎の壁に茂っていたツタ、
伐採されるはずだった校舎脇の
イチョウの木などを
大切に養生して
パビリオン内に移植しています。

移築プロジェクトのイメージ画像1
移築プロジェクトのイメージ画像2
移築プロジェクトのイメージ画像3
移築プロジェクトのイメージ画像4
移築プロジェクトのイメージ画像5
移築プロジェクトのイメージ画像6
移築プロジェクトのイメージ画像7
移築プロジェクトのイメージ画像8

Designデザイン

ロゴデザインのイメージ画像
(Logo)

対話を通じて、
ひとつひとつの命に光を当てる
吹き出し×スポットライトの
ロゴデザインです。

Dialogue Theaterの“プロローグ”として、
開幕前から「対話」の一部を体験

Dialogue Train

近鉄奈良線にて2024年10月18日(金) ~
2025年10月13日(月・祝)の間、
近鉄奈良~神戸三宮間などで、
本パビリオンのメインビジュアルが
デザインされたラッピング電車
「Dialogue Train」が運行中です。
ぜひご乗車ください。

Dialogue Trainイメージ画像

問いかけに囲まれる車内体験

車両全体をキービジュアルでデザインするとともに、車内のポスターやステッカーを通じて、乗客の皆様に様々な問いかけを行い、毎日が自分自身との新しい対話となるような乗車体験を提供しています。

車内に掲載されている問いかけの一部は、Dialogue Theaterでの「対話」でも実際に使用する予定のものです。毎日や人生の新しい発見につながる新たな乗車体験をお楽しみください。

Newsお知らせ

(Oct 18, 2024)ラッピング電車『Dialogue Train』を運行します

近鉄グループホールディングス株式会社では、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)まで半年を迎えたことを機に、10月18日(金)からラッピング電車『Dialogue Train』を運行します。

近鉄グループホールディングス ニュースリリース

(Aug 1, 2024)対話者の募集を開始しました。

Dialogue Theaterの対話者を事前募集します。
応募・選考の末、選ばれた方には、河瀨直美プロデューサーが直々に
映画制作を通じて培った対話メソッドをレクチャーします。

対話者募集ページ

(May 30, 2024)「万博300日前!あべてんフェス」に出展します

「Dialogue Theater – いのちのあかし – 」は、2024年6月15日(土)~17日(月)に天王寺公園エントランスエリア「てんしば」で開催される「万博300日前!あべてんフェス」に出展します。
詳しくは以下ホームページをご覧ください。

「万博300日前!あべてんフェス」
ホームページ
ニュースリリース

(April 19, 2024)アテンダント募集を開始しました

「Dialogue Theater – いのちのあかし – 」のアテンダント募集・採用を開始しました。詳しくは応募要項ページをご確認ください。

アテンダント募集・採用ページ

※今回はパビリオン運営を行うスタッフの募集となります。話者(出演者)は追って募集受付させていただきます。

2024/7/16
募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

(April 11, 2024)「いのちのあかし」WEBサイトオープンしました

Partnerパートナー

  • 株式会社ダイセルのロゴ
  • 株式会社資生堂のロゴ
  • 株式会社竹中工務店のロゴ
  • 奈良商工務会議所のロゴ

サプライヤー

  • 近鉄のロゴ
  • 日通のロゴ

後援

  • ユネスコのロゴ

※五十音順

Staffスタッフ

プロジェクトメンバー集合写真

photographed by LESLIE KEE

計画統括ディレクター

杉山 央

WORKS
teamLab Borderless: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM(2018)、
Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks x ELEVENPLAY (2023)、
蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠 (2023)
展示企画ディレクター

佐藤 哲也

(ソニーマーケティング株式会社)

WORKS
2020年ドバイ国際博覧会 日本館 (2020)、
Hong Kong Disneyland : World of Frozen (2023)、
サンフレッチェ広島 HIROSHIMA SOCCER MUSEUM (2023)
建築設計

周防 貴之

(株式会社SUO)

WORKS
れいがん茶屋 (2021)、
屋島山上交流拠点施設(やしまーる) (2022)
植栽・環境デザイン

齊藤 太一

(株式会社DAISHIZEN)

WORKS
白井屋ホテル (2020)、
太宰府天満宮仮殿 (2023)、
地中図書館 (2023)
クリエイティブディレクター

井口 雄大

(株式会社博報堂)

アートディレクター

川辺 圭

(株式会社博報堂)

コピーライター

川上 茉衣

(株式会社博報堂)

映像コンテンツ制作

北條 美穂

(有限会社組画)

松島 恵

(有限会社組画)

植栽・環境デザイン

松江 大輔

(株式会社DAISHIZEN)

鈴木 俊

(株式会社DAISHIZEN)

安井 将人

(株式会社DAISHIZEN)

実施製作統括管理

川西 太士

(株式会社博報堂)

石川 慶二郎

(株式会社博報堂)

池元 大

(株式会社博報堂)

菅波 万理乃

(株式会社博報堂)

コンテンツ制作
プロデュース

竹下 弘基

(株式会社TOW)

古林 毅朗

(株式会社TOW)

三瓶 博史

(株式会社TOW)

中村 耀司

(株式会社TOW)

若林 大

(株式会社TOW)

テーマ事業プロデューサー

河瀨 直美

生まれ育った奈良県を拠点に映画を創り続ける。

一貫した「リアリティ」の追求は
ドキュメンタリーフィクションの域を越えて、
カンヌ国際映画祭をはじめ、
世界各国の映画祭での受賞多数。
代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』
『あん』
『光』『Vision』『朝が来る』など。

世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、
2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、
後進の育成にも力を入れる。

2021年よりユネスコ親善大使に就任し、
フランス芸術文化 勲章オフィシエを受勲。